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交通事故被害相談<span> by 弁護士法人心</span>

交通事故における過失割合で納得いかない場合の対応

  • 文責:所長 弁護士 岡安倫矢
  • 最終更新日:2025年7月1日

1 交通事故での過失割合

交通事故では、多くの場合、事故の関係者双方の過失割合が問題となります。

事故の被害者が相手方が加入する保険会社に賠償を求めた際、同社が示す過失割合に納得できないという場合について、これに対する対応を検討します。

2 事実を確認すること

過失割合は、事故の態様のほかに、事故現場における道路交通法上の規制の有無・内容により異なってきます。

そこで、保険会社が示した過失割合について、どのような事実を前提としたか、確認する必要があります。

被害者または相手方の車両にドライブレコーダーが装備されており、事故当時の画像が残っているのであれば、過失割合を確認するための大事な資料となるので、上書きなどされないように保存したり、保険会社にドライブレコーダーの画像を見せてもらうよう依頼することが大事です。

ドライブレコーダー以外の事実確認の方法として、事故現場をグーグルのストリートビューで確認して標識の有無を確認する、警察から事故の捜査の書類を取り寄せるといった方法があります。

3 一般的な過失割合の基準と一致するかの検討

交通事故の被害者に対する賠償額について不公平が生じないように、賠償額の検討・算定に当たっては、事故の類型に応じた過失割合を適用することになっています。

事故の状況が確認できたら、保険会社の示した過失割合が、事故の類型に応じて正しく適用されているか、確認する必要があります。

4 弁護士への相談

事実確認・基準と一致しているかの確認について、実際のところ、いずれも専門的な知識を必要とすることが多いです。

ドライブレコーダーの確認、捜査の書類の取り寄せ・検討についても同様です。

このため、過失割合について疑問が生じた場合は、ドライブレコーダーの画像や事故の状況の説明図などのように、事故の状況がわかる資料を示して、専門家である弁護士に相談することをお勧めします。

5 弁護士による対応

まずは、確認した事実をもとに、保険会社との間で、妥当な過失割合となるよう、協議をします。

協議をしたが合意が出来ない場合には、裁判での解決を図ることになります。

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